「見積もりが18万円って言われたけど…これって高いん?安いん?」
害獣駆除の費用がわかりにくいのは、同じ「駆除」でも作業の中身がまったく違うからです。
この記事では、業者が公表している実際の料金と、費用が決まる仕組みを整理しました。
読み終わるころには、手元の見積もりが妥当かどうかを自分で判断できるようになります。
👉 まだ「どの動物か」が分からない方は、先に害獣とは?家に出る種類一覧と見分け方をご覧ください。動物によって費用が変わります。
害獣駆除の費用相場|まずは全体像

住宅の害獣駆除でかかる金額は、おおよそ3万円〜30万円と幅があります。
この幅の正体は「作業の段階」です。音がしはじめた初期なのか、天井裏で繁殖しているのかで、やることが変わります。
軽度|3〜8万円
1〜2匹の侵入・被害が局所的。
追い出し+侵入口の封鎖で収まる段階。
中度|8〜20万円
フン尿の蓄積・複数の侵入口。
清掃・消毒・断熱材の処理が加わる。
重度|20〜30万円超
繁殖・広範囲の汚染。
大規模な封鎖工事や内装の復旧まで必要。
早く気づくほど、作業も金額も小さくて済む
※この3段階の金額は、各社が公表している料金表と一般的な施工内容から編集部が算出した目安です。このあとの「業者が公表している実際の料金」は、各社の公式サイトに載っている数字そのものです。
業者が公表している実際の料金【2社の公式データ】

「相場」は業者によって書き方が違うので、公式サイトで公表されている実数を並べます。
害獣駆除110番の料金(動物別・税込)
👉 表は横にスクロールできます
※害獣駆除110番の公式サイトで確認(2026年9月3日時点)。現地調査・見積もりは無料ですが、対応エリア・加盟店・現場状況により事前確認のうえ費用がかかる場合があると記載されています。
駆除ザウルスの料金(面積別・税込)
こちらは建物の面積で決まる方式です。同じ害獣でも家の広さで金額が変わる、という考え方がよく分かります。
- ✅ 害獣別の料金はハクビシン・イタチ・アライグマ・ネズミ・コウモリなど 税込25,000円〜
- ✅ オプション=出入り口のブロック処理5,000円/わな捕獲25,000円
- ✅ 調査・見積もりは無料。保証は最長10年(動物により最長5年)
※駆除ザウルスの公式料金ページで確認(2026年9月3日時点)。
費用の内訳|何にいくらかかっているのか

見積書に「害獣駆除一式 15万円」とだけ書かれていたら、それは中身を確認すべき見積もりです。
害獣駆除の作業は、大きく4つに分かれます。
💡 下の金額は工程ごとの目安(編集部の推計)です。害獣駆除110番のように駆除・消毒・清掃をまとめた「コミコミ価格」の会社では、これらが1つの金額にまとまります。軽い段階なら②と③の一部だけで収まるため、4つを足した金額になるとは限りません。
1 現地調査(多くは無料)
天井裏に入って、どの動物が・どこから入って・どこまで汚れているかを確認する工程。ここを省くと、正確な見積もりは出しにくくなります。
2 駆除・追い出し(2万〜15万円程度)
忌避剤やくん煙で追い出す、あるいは許可を得て捕獲する工程。ここだけで終わる見積もりは要注意——出ていっても、入口が空いていれば戻ってくることがあります。
3 侵入口の封鎖(5千〜12万円程度)
金網・パンチングメタル・コーキングなどで入口をふさぐ工程。再発するかどうかは、ほぼここで決まります。
4 清掃・消毒(3万〜8万円程度)
フン尿の除去、殺菌消毒、ダニ・ノミの処理、汚染された断熱材の交換。健康被害を止める工程です。
費用が高くなる5つの条件

同じハクビシンでも、見積もりが3万円と20万円に分かれることがあります。差を生むのはこの5つです。
- ✅ 建物が広い——面積で料金が決まる業者が多い(前述の面積別表を参照)
- ✅ 侵入口が多い・高所にある——足場が必要になると工事費が上がる
- ✅ フン尿の蓄積が多い——清掃・消毒・断熱材交換が加算される
- ✅ 繁殖している——子育て中は追い出せず、作業が長期化する
- ✅ 放置期間が長い——天井板の腐り・シミなど復旧工事が必要になる
逆に言えば、気づいてすぐ動けば安く済むということです。「様子を見よう」がいちばん高い選択になります。
費用を抑える4つの方法

1 2〜3社で相見積もり
同じ現場でも会社によって作業設計が違います。1社だけだと高いか安いか判断できません。調査・見積もりが無料の会社なら費用はかかりません。比べ方は評価軸9項目、避けたい手口は悪徳業者の見分け方に。
2 市区町村の制度を使う
箱わなの無料貸出、捕獲の委託、補助金など自治体の支援があります。中身は市ごとに違うので「(市名)+有害鳥獣」で検索を。市役所に頼める範囲と実際の制度にまとめました。
3 早い段階で相談する
音がしはじめた時点なら追い出しと封鎖で済みます。繁殖・汚染まで進むと作業が大きく増えます。
4 火災保険を確認する
害獣が原因の建物の破損が補償対象になる場合があります(駆除費用そのものは対象外が一般的)。加入中の保険会社に確認を。
この見積もりは大丈夫?チェックリスト

手元に見積書があるなら、この5点を確認してください。
- ✅ 作業が項目ごとに分かれているか(「一式」だけになっていないか)
- ✅ 侵入口の封鎖が入っているか(入っていないと再発しやすくなります)
- ✅ 清掃・消毒が入っているか
- ✅ 保証の有無と年数、そして保証の対象範囲
- ✅ 追加費用が発生する条件が書かれているか
🚨 契約を急がせる業者は要注意
「今日決めてくれたら半額」「今すぐやらないと家が倒れる」——このタイプの言い方をされたら、いったん保留にして他社の見積もりを取ってください。国民生活センターにも、駆除サービスの高額請求に関する相談が寄せられています。
まずは無料の見積もりで、自分の家の金額を知る
ここまでの相場はあくまで公表されている目安です。実際の金額は、家の広さ・侵入口の数・汚れの程度で決まります。
調査と見積もりが無料の業者なら、金額を知るだけなら費用はかかりません。2〜3社に出してもらって比べておくと判断しやすくなります。
調査・見積もりは無料と各社が案内しています(条件により有料の場合あり)。相談したからといって、契約する義務はありません。
よくある質問(FAQ)
まとめ|金額の前に「作業の中身」を見る

害獣駆除の費用は3万円〜30万円と幅がありますが、その差は作業の段階と中身で説明がつきます。
安いだけの見積もりは、追い出しだけで封鎖も清掃も入っていないことがあります。それでは再発して、結局もう一度払うことになります。
見るべきは総額よりも、③侵入口の封鎖と④清掃・消毒が入っているか。ここを押さえたうえで2〜3社を比べれば、金額の妥当性は自分で判断できます。
この記事の調べ方(編集部)
各社の料金表は、公式サイトで公表されている数字を2026年9月3日に確認して掲載しています。
・害獣駆除110番(シェアリングテクノロジー株式会社)公式サイトの料金表
・駆除ザウルス(株式会社コーテッツほか)公式サイトの料金ページ
・害獣プロガード(株式会社昇生)公式サイトの料金に関する記載
・国民生活センター「害虫・害獣駆除サービスの高額請求」注意喚起
一方、記事前半の「相場レンジ」と「費用の内訳(工程別の金額)」は、これらの公表料金と一般的な施工内容から編集部が算出した目安で、各社が公表している数字ではありません。
料金は現場状況・時期により変わります。実際の金額は必ず現地調査のうえで見積もりを取ってご確認ください。


