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害獣駆除の悪徳業者を見分ける方法|相談2,290件の実例と手口6パターン

害獣駆除の悪徳業者を見分ける方法|相談2,290件の実例と手口6パターン
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「広告は500円からやったのに、請求は10万円やった」

これは作り話ではありません。国民生活センターに実際に寄せられた相談です。

しかも、こうした相談は2023年度に2,290件。5年前の2.7倍に増えています(倍率は公表値から編集部が算出)。

この記事では、公表されている実際の相談事例をそのまま並べたうえで、依頼する前に見抜く方法をまとめます。

高額な請求書を見て困惑する女性のイラスト

👉 相場を知っていること自体が、いちばんの防御になります。相場の実数は害獣駆除の費用相場はいくら?に、動物ごとの違いは害獣とは?家に出る種類一覧と見分け方にまとめています。

目次

数字で見る実態|相談は5年で2.7倍

害虫害獣駆除の相談件数が増えていることを示すイラスト

まず、どれくらい起きていることなのかを見てください。国民生活センターが公表している相談件数の推移です。

👉 表は横にスクロールできます

年度 相談件数 うち10〜20歳代
2018年度 854件 35件
2019年度 907件 44件
2020年度 972件 57件
2021年度 1,383件 211件
2022年度 1,612件 212件
2023年度 2,290件 552件

※国民生活センター「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」(2024年4月24日公表)の図1・図2より。シロアリ駆除は除いた件数。

⚠️ 若い年代で急増しています
10〜20歳代の相談は前年同期の約2.6倍に急増しました。2023年度は10歳代113件(5.5%)、20歳代439件(21.5%)で、およそ4人に1人が20代以下です(割合は年代が分かる2,043件を母数にした国民生活センターの集計)
「初めて自宅でゴキブリを見た」——そのパニックにつけ込まれる形が典型とされています。

実際の相談事例|広告の額と請求額

スマートフォンで格安の駆除広告を見ている様子のイラスト

公表されている5つの事例です。広告に出ていた金額と、実際に請求された金額を並べます。

👉 表は横にスクロールできます

対象 広告の表示 実際の金額
ゴキブリ 約500円から 約10万円
ゴキブリ 基本料金約500円・追加料金なし 総額約15万円と言われ、断ったが約7万円を請求
ハチ 参考見積価格 約700円〜 約150万円を約100万円に
ネズミ 一軒家 約5,000円〜 約13万円
コウモリ 約8,000円から 約130万円

※国民生活センターの同資料「1.相談事例」より(いずれも2023年受付)。

「約500円」が「約10万円」に、「約700円」が「約100万円」に。ケタが2つも3つも違います。

💡 国民生活センターが名指しした特徴

「特に、3ケタ台の極端に安い料金が表示されている場合、最低料金で依頼できることはまずありませんので注意しましょう」
——これは公的機関が資料に書いている表現そのままです。3ケタ台の価格表示は、それだけで警戒の対象と考えてください。

国民生活センターが整理した6つの問題点

玄関先で契約を急かされている場面のイラスト

国民生活センターは、相談事例から問題点を6つに整理しています。この6つを知っておくだけで、かなり防げます。

1 ネットの料金と実際の料金がかけ離れている

格安表示で呼ばせて、来てからケタの違う金額を出す。公表された5事例すべてに共通していた手口です。

2 不安をあおって契約を急かす

「このままではハチに刺されて死ぬ」「ゴキブリの卵もあった」「今なら約150万円を約100万円にする」——冷静に考える時間を奪うのが目的です。

3 強引に作業を始めて代金を請求する

中断を求めても聞き入れず、「作業した分の料金は払ってもらう」と請求する事例があります。

4 複数の見積もりを取らせない

パニックと急かしの結果、比べる機会そのものが奪われる。あとで他社に見せて「相場よりかなり高い」と分かる、という順になりがちです。

5 契約書の中身が「一式」だけ

サービス内容が書かれていない書面。訪問販売に当たる場合、業者には種類・数量・価格などを記載した書面の交付義務があります。

6 クーリング・オフを妨害する

申し出たのに「できない」と言われる事例が報告されています。業者が「できない」と言っても、それが正しいとは限りません。

依頼する前に見抜く|チェックリスト

見積書を2社分見比べてチェックしている様子のイラスト

電話をかける前、そして来てもらってから。この順番で確認してください。

📱 電話をかける前に見るところ

  • 3ケタ台の価格表示を前面に出していないか(「500円〜」「980円〜」)
  • 運営会社の名前・所在地・法人格がサイトに書かれているか
  • 料金の内訳(何にいくら)が説明されているか。総額だけでないか
  • ✅ 「追加料金なし」と書いてあるなら、どこまでが含まれるかが書いてあるか

🏠 来てもらってから見るところ

  • 見積書に「一式」しか書かれていない——これは危険信号
  • 「捕獲します」と言うのに許可の話が出ない——ネズミ類を除き、捕獲には許可が要ります(法律の線引き
  • その場で契約を迫る(「今日決めれば安い」「今すぐやらないと」)
  • 他社と比べたいと言うと嫌がる/話をそらす
  • ✅ 断っているのに作業を進めようとする
  • 不安をあおる言い方(「死ぬ」「訴えられる」「家が倒れる」)

🛡️ いちばん効く一言

「他社にも見積もりをお願いしているので、今日は契約しません」
これを最初に伝えてください。まっとうな業者なら断る理由は考えにくい、というのが編集部の見方です。嫌がる・食い下がる・態度が変わるなら、それが答えです。

「地元の業者」に見えて、実は違うことがある

もう一つ、サイトの見た目では分かりにくい話をします。

「◯◯市の害獣駆除」といった地域名のサイトでも、運営しているのが遠く離れた会社ということがあります。地域名のドメインとページを大量に作って、全国から問い合わせを集める作り方です。

これ自体は違法ではありませんし、対応が丁寧な会社もあります。ただ、「近所の会社だと思って頼んだのに違った」という食い違いは避けたいところです。

🔍 見分け方(編集部が実際に使っている手順)

  • サイト名でなく「運営会社」で見る——会社概要ページの所在地を確認する
  • 電話番号を検索窓に入れてみる——同じ番号が別の地域名サイトにも出てくるなら、同一の運営元である可能性が高いです
  • 住所を地図で引いてみる——実在しない住所や、事務所らしくない場所のことがあります

※編集部が給湯器サイトの調査中に実際に出会った手口を、確認方法として一般化したものです。特定の会社を指すものではありません。

契約してしまったら|クーリング・オフ

消費生活センターに電話で相談している様子のイラスト

もう払ってしまった、契約書にサインした——それでも打つ手はあります。

✅ 訪問販売に当たる場合、8日以内ならクーリング・オフできます

特定商取引法上の訪問販売に該当する場合、契約書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、無条件で契約を解除できます。
自分で呼んだ業者でも、依頼した内容と違う契約をその場で勧められて結んだ場合は、訪問販売に当たることがあります。広告の表示額と請求額の開きが大きいときは、該当するかをまず消費生活センターに確認してください。
※特定商取引法第9条は、8日の起算日を「法定の記載事項を備えた書面を受け取った日」としています。「一式」しか書いていない書面は記載事項に不備がある可能性があり、8日を過ぎても解除できる場合があります(該当するかは消費生活センターへ)。

🚨 業者に「できない」と言われても諦めない
クーリング・オフの申し出を妨害している事例が、実際に報告されています。判断は業者ではなく、消費生活センターに聞いてください。

  • 消費者ホットライン「188」(いやや)——最寄りの消費生活センターにつながります
  • ✅ 契約書・見積書・広告のスクリーンショットは捨てずに残す
  • ✅ やり取りの日時と内容をメモしておく

また、各都道府県のペストコントロール協会には「害虫相談所」が設けられ、住民からの相談を無料で受け付けていると国民生活センターの資料に記載されています。会員企業の名簿も公開されています。

👉 自治体の相談窓口と使える制度は害獣駆除は市役所に頼める?にまとめました。

急かさない業者の選び方|まずは無料の見積もりから

ここまで見てきた手口は、どれも比べさせないことで成立しています。

逆に言えば、相見積もりを普通に受け入れる業者を選ぶことが、いちばんの予防になります

👉 業者を比べる物差しは害獣駆除業者の選び方|当サイトの評価軸9項目に。「地元の業者に見えて実は違う」は軸6(運営会社の実在)で見分けます。

調査・見積もりが無料の業者なら、確かめるだけで費用は発生しません。

🥇 害獣プロガード|追加料金なしを明記/現地調査・見積もり0円

害獣プロガード公式サイトのトップ画面
  • 見積もり後の追加費用なしと明記=今回の手口①(表示額とかけ離れた請求)を避けやすい(公式FAQには「現場状況等から記載どおりの対応ができない場合があります」の注記あり)
  • 現地調査・見積もり0円/24時間365日受付
  • 再発時は保証期間内なら無償で対応と記載
見積もり後の追加請求 なしと公式に明記(=表示額とかけ離れた請求を避けやすい)
調査・見積もりの費用 0円と明記=相見積もりを取りやすい
運営会社の記載 会社概要を公式サイトに掲載
相見積もりへの態度 公式サイトに明文の記載は確認できず(電話で最初に伝えて反応を見る)
再発時の対応 保証期間内なら無償で対応と記載
対応エリア 関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)/関西(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)/東海(愛知・三重)

※各社公式サイトで確認(2026年9月3日時点)。料金・条件は変わることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。

🥈 駆除ザウルス|料金表を公開/全国対応

駆除ザウルス公式サイトのトップ画面
  • 料金表を公式サイトで公開=金額の見当が事前につく(=かけ離れた請求にその場で気づきやすい)
  • 全国対応(北海道・沖縄・一部地域を除く)
  • 創業21年・累計相談40,000件以上/最長10年の保証(動物により最長5年)
料金の事前確認 公式サイトで料金表を公開(面積別・害獣別/税込25,000円〜)
金額の内訳 オプションを個別に表示(出入り口のブロック処理 5,000円/わな捕獲 25,000円)
調査・見積もりの費用 無料(生息確認のみは別途有料)
運営実績の開示 創業21年・累計相談40,000件以上と公式に表示
業界団体 ペストコントロール協会に加盟と記載
対応エリア 全国(北海道・沖縄・一部地域を除く)

※各社公式サイトで確認(2026年9月3日時点)。料金・条件は変わることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。

調査・見積もりは無料と各社が案内しています(条件により有料の場合あり)。相談したからといって、契約する義務はありません。

よくある質問(FAQ)

Q害獣駆除で「500円から」のような激安広告は信用できますか?

A国民生活センターは「3ケタ台の極端に安い料金が表示されている場合、最低料金で依頼できることはまずありません」と注意を呼びかけています。実際の相談では、約500円の表示から約10万円、約700円の表示から約100万円を請求された事例が公表されています。

Q害獣駆除の契約はクーリング・オフできますか?

A特定商取引法上の訪問販売に該当する場合、契約書面を受け取った日から数えて8日以内なら無条件で解除できます。自分で呼んだ業者でも、依頼した内容と違う契約をその場で勧められて結んだ場合は訪問販売に当たることがあります。業者にできないと言われても、消費生活センターに確認してください。

Q悪徳業者に高額請求されたらどこに相談すればいいですか?

A消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの消費生活センターにつながります。契約書・見積書・広告のスクリーンショットを残し、やり取りの日時と内容をメモしておいてください。都道府県のペストコントロール協会にも無料の害虫相談所があります。

Qその場で契約を迫られたらどうすればいいですか?

A「他社にも見積もりをお願いしているので、今日は契約しません」と伝えてください。国民生活センターも、不安をあおったり契約を急かしたりして比較検討の機会を奪う業者とは契約しないよう呼びかけています。相見積もりを嫌がらない業者を選ぶのが安全です。

まとめ|相場を知っていることが最大の防御

ここまでの数字と事例で見えてくるのは、手口が驚くほど共通しているということです。

✅ 覚えて帰ってほしい3つ

3ケタ台の激安表示は警戒——最低料金で終わることはまずない、と国民生活センターが注意喚起
「今日は契約しません」を最初に言う——急かす業者はそこで分かる
契約しても8日以内ならクーリング・オフ——業者の「できない」を鵜呑みにしない

そして、いちばんの防御は先に相場を知っておくことです。金額の見当がついていれば、ケタが違う請求はその場で気づけます。

慌てて1社に決めるのではなく、調査と見積もりが無料の業者を2〜3社。それだけで、この記事に出てきたトラブルの多くは防ぎやすくなります。

この記事の調べ方(編集部)

相談件数・年代別の内訳・相談事例の金額・問題点の6分類・消費者へのアドバイスは、すべて下記の公表資料から引用しています(2026年9月3日確認)。
国民生活センター「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意-若い年代でトラブル急増中!-」(2024年4月24日公表)
・クーリング・オフの期間は特定商取引に関する法律(e-Gov法令検索・第4条・第5条・第9条)にもとづく記載です
一方、「依頼する前のチェックリスト」と「地元業者かどうかの見分け方」は、上記の問題点と編集部の調査経験をもとに整理したもので、公的機関が示した項目そのものではありません。
個別のトラブルの判断は、消費者ホットライン「188」または最寄りの消費生活センターにご相談ください。

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